プレーオフ敗退の兼本、勝ち運に見放された瞬間とは?

2010年10月03日20時01分

リーダーズボード

順位 選手名 スコア
優勝 松村 道央 -8
2 兼本 貴司 -8
藤田 寛之 -8
4 B・ジョーンズ -6
石川 遼 -6
河野晃一郎 -6
7 上平 栄道 -5
キム・ドフン -5
9 谷口 拓也 -4
10 藤島 征次 -3
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プレーオフの末、敗退した兼本貴司

プレーオフの末、敗退した兼本貴司(撮影:米川昌俊)
プレーオフの末、敗退した兼本貴司 17番、ティショットを曲げてしまった兼本 17番、ティショットを曲げたあと今度はバンカーへ、このホールボギー プレーオフ1ホール目で兼本は脱落
<コカ・コーラ東海クラシック 最終日>◇3日◇三好カントリー倶楽部(7,310ヤード・パー72)

 愛知県にある三好カントリー倶楽部を舞台に開催された、国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。単独首位からスタートした兼本貴司は、スコアを1つ伸ばすに留まりトータル8アンダーでホールアウト。松村道央、藤田寛之とのプレーオフ1ホール目で姿を消し2位タイで4日間を終えた。

石川遼の全ストロークを振り返る

 ドライバーが安定しない中で「腹を立てないようにゴルフしてきた」この日も苦しいながらも崩れることなく首位をキープし続けた。しかし、最終18番でセカンドをピンに絡めることが出来ずついにクラブを地面に叩きつけた。結果プレーオフで敗退。「耐えてきたのに72ホール目でクラブを叩きつけてしまった。アレで勝機がなくなったんでしょうね。最後の最後で我が出た」感情をコントロール出来ずクラブに当たってしまった行為。緊迫した状況でしょうがないこととはいえ、自ら勝ち運を手放してしまった。

 振り返れば自分が勝機を失ったと感じた場面はその前にもあった。難関の16番パー3だ。「藤田さんはピンを狙ってガケに落としてダボ。僕は逃げてパーをとった。その時点で僕は負けていたのかもね」終盤で失われた攻めの姿勢と自制心。今季2勝目は目前だっただけに悔やまれる最終日となった。

【最終結果】
優勝:松村道央(-8)※プレーオフ
2位T:兼本貴司(-8)
2位T:藤田寛之(-8)
4位T:ブレンダン・ジョーンズ(-6)
4位T:石川遼(-6)
4位T:河野晃一郎(-6)
7位T:上平栄道(-5)
7位T:金度勲(キム・ドフン) (-5)
9位:谷口拓也(-4)
10T:薗田峻輔(-3)他2名

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